高血圧の原因と症状とは?薬を使う前に血圧を下げる対処法とは?

健康診断や病気の時、診察の前に血圧を測ることがあります。

この時、血圧が高いと「高血圧」(高血圧症)となりますが、高血圧がどのような病気なのか詳しいことを知らない人が多いのではないでしょうか?

高血圧は、さまざまな病気の原因と言われていますので、老後健康に過ごすためにも、今からできる対策をして改善や予防したいと思いませんか?

高血圧の原因や症状、予防法などについてご紹介します。

スポンサードリンク

高血圧とは?

私たちの体の中は、頭から足の先までの隅から隅まで血管が張り巡らされていて、その血管の中を血液が流れています。

血液は、心臓から動脈を通って体中の細胞に酸素や栄養分を送り届け、静脈を通って老廃物を回収し再び心臓に戻ってきます。

つまり、心臓がポンプのように圧力をかけて血液を血管(動脈)へ送り出し、老廃物が通る血管(静脈)から再び心臓に血液が戻る血液循環によって、人の命が維持されているのです。

血圧とは、血液が血管を通る時に、血管の壁が押される力のことで、心臓から送り出される血液の量と、血管の硬さによって違います。

この血圧が基準値以上の数値になった時のことを「高血圧と言います。

血圧は、同じ人でも運動やストレスなどによっても変化し、日によっても変化します。

高血圧の基準となる数値は?

正常血圧は、最大血圧が120~130mmHgかつ最小血圧が80~85mmHgとなっています。

正常高値血圧とは、最大血圧が130~139mmHg、または最小血圧85~89mmHgで、高血圧の一歩手前で注意が必要な段階です。

高血圧の基準となるのは、最大血圧が140mmHg以上、あるいは最小血圧が90mmHg以上の場合で、どちらか一方でも超えれば治療が必要と考えられています。

(出典:大日本住友製薬「高血圧とは」

高血圧の段階として、Ⅰ度・Ⅱ度・Ⅲ度の3段階に分けられています。

Ⅰ度高血圧(最大血圧140~159、または最小血圧90~99)
Ⅱ度高血圧(最大血圧160~179、または最小血圧100~109)
Ⅲ度高血圧(最大血圧180以上、または最小血圧110以上)

高血圧の原因とは?

高血圧は、明らかな異常がないのに血圧が高くなる「一次性高血圧」と、腎臓病やホルモン異常など、原因となる病気がある「二次性高血圧」に分類されています。

一次性高血圧の明らかな原因は不明ですが、遺伝的な体質と季節による気温差、加齢による血管の老化、ストレス、睡眠不足などの他に、喫煙、飲酒、肥満、運動不足、塩分の取り過ぎなどの生活習慣に関係していることが明らかになっています。

加齢によって血圧は高くなる傾向があり、男性は50代から、女性は60代から高血圧になる割合が増えています。

高血圧を治療せず放置してしまうと、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)や心疾患(心筋梗塞、狭心症など)、慢性腎臓病など重篤な病気のリスクが高まります。

高血圧の症状とは?

高血圧は自覚症状がないまま進行し、ある日突然、命に関わる重大な合併症を引き起こすので、サイレントキラーと呼ばれています。

しかし、気を付けていると、頭痛や耳鳴り、肩こり、しびれ、めまい、胸痛、動悸、息切れ、むくみなどの兆候が現れることがあります。

このような症状だけで高血圧を発見することは難しいので、自宅や病院での検査などで定期的に血圧を測定して、早めに高血圧を発見し治療をするようにしましょう。

スポンサードリンク

高血圧の治療法とは?

高血圧の治療は、段階によって治療計画が違い、生活習慣の改善と薬を併用して行います。

どの段階においても食事や運動などの生活習慣の改善は必要となりますが、Ⅲ度高血圧(最大血圧180以上、または最小血圧110以上)の場合は、すぐに降圧薬による治療となります。

Ⅰ度高血圧(最大血圧140~159、または最小血圧90~99)とⅡ度高血圧(最大血圧160~179、または最小血圧100~109)の段階の場合、生活習慣の改善を一定期間行い、目標とする血圧に下がらない時に降圧薬で治療します。

血圧を下げる対処法とは?

高血圧の段階によって、降圧薬による治療のタイミングは違います。

薬を使う以外に血圧を下げる方法としては、生活習慣を改めるしかありません。

その中でも、特に血圧を下げる効果が高いと思われることについてご紹介します。

タバコをやめる

タバコを吸うと、血液中の酸素が不足し脈拍が上昇するため血圧が上がります。

また、タバコに含まれるニコチンは中枢神経や末梢神経など脳の広い範囲に影響を与え、毛細血管を収縮させて血圧が上がります。

タバコは高血圧だけでなく、肺がんや心臓病、脳卒中など、さまざまな病気の原因にもなります。

タバコを吸うことで、自分だけでなく副流煙で周りの人にも迷惑になります。

自分で辞めることが難しいようであれば、「喫煙外来」がある病院を利用して早めに禁煙するようにしましょう。

お酒の量を減らす

アルコールも1日1合程度の適量であれば問題ないですが、毎日大量のお酒を飲んでいると血圧が上がったり下がったり変動を繰り返し、慢性的な高血圧になる恐れがあります。

アルコールの多量の摂取は、高血圧の他に肝臓や膵臓にも影響が及びます

お酒は適度に飲むようにして、高血圧を防ぎましょう。

食事制限をする

塩分の摂取や肥満は、高血圧になるリスクが高まります。

食べ過ぎや運動不足などによる肥満の場合、コレステロールが血管にたまることによって動脈硬化になり高血圧になります。

特に肥満は、高血圧の他に脳や心臓病、糖尿病、痛風など、生活習慣病などの病気の原因となります。

痩せると血圧が下がることは明らかにされているので、太っている人は食事などの摂取カロリーを減らすなどして、減量することが必要になります。

その他

規則正しい生活を心掛ける、睡眠をとる、適度な運動をする、ストレスを減らすなど、高血圧だけでなく他の病気の予防にもなります。

認知症の原因も高血圧と言われていますので、老後健康に過ごせるよう生活全体を見直してみましょう。

関連記事です ⇒ 認知症の原因と予防とは?将来に備えて今から対策できること。

まとめ

高血圧は自覚症状が現れにくく、気づいた時にはすでに重大な病気にかかっていることもあります。

今まで体に悪いと思っていてもやめられなかった生活習慣を改善していくことは、簡単ではありません。

しかし、高血圧だけでなく他の病気のリスクも高まるので、少しでもできることから改善していくようにしましょう。

また、健康診断などで定期的に血圧を測定するようにして、高血圧を早めに防ぐようにしましょう。

スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする