確定拠出年金とは?企業型と個人型の違い、メリットとデメリットについて。

確定拠出年金」って聞いたことがありますか?

法律の改正で来年1月から会社員だけでなく、主婦でも加入することができるようになります。

ウチの旦那は、会社で退職金が出ない代わりに確定拠出年金に加入して自分で運用しています。

確定拠出年金の「企業型」と呼ばれるものです。

ウチの主人のように、退職金を出さない代わりに確定拠出年金に加入する会社も増えていますので、調べていきたいと思います。

スポンサードリンク

確定拠出年金とは?

%e6%9c%ad%e6%9d%9f_%e6%89%87%e7%8a%b6
確定拠出年金とは、「年金」と付いているので年金ではあるのですが、国民年金や厚生年金とは少し違います。

日本の年金制度は、いわゆる3階建てとなっています。

その1階部分が20歳以上、すべての人が加入する「国民年金」です。

2階部分が民間のサラリーマンと公務員が加入する「厚生年金」になっています。
(以前、公務員は「共済年金」に加入していましたが、今は厚生年金に統合されています)

そして3階部分にあたるのが確定拠出年金で、毎月掛け金を納め、その掛け金をどう運用するのか自分で指示して、その運用した結果を老後に受け取る年金のことです。

3階部分には他にも民間のサラリーマンの「厚生年金基金」、自営業の「国民年金基金」(自営業は「厚生年金」は無いので2階部分)、公務員の「職域加算」などあります。

確定拠出年金は、「401K」や「DC」とも呼ばれています。

今までは会社が退職金として老後資金を就業規則によって保障してくれていましたが、社員ごとに個人で運用していく「自己責任」の時代になったということです。

「企業型」と「個人型」の違いは?

確定拠出年金には、企業が導入して従業員に掛金を拠出したり、企業と従業員の双方が掛金を払う「企業型」と、個人が任意に加入して自ら掛金を支払う「個人型」があります。

企業型の場合、従業員は強制加入となります。

勤めている会社に、企業型の確定拠出年金が無く、それでも確定拠出年金に入りたい場合は、個人型に加入します。

確定拠出年金の掛金には、それぞれ上限額が決まっています。

「個人型」の限度額は、確定拠出年金の企業型も企業年金もない会社に勤めるサラリーマンや、主婦の方などは、月額2万3,000円まで積み立てられます。

自営業者などは、月に最高6万8,000円まで積み立てることが可能です。

「企業型」の限度額は、企業年金が無い会社に勤めるサラリーマンは月額5万5,000円まで、企業年金がある会社に勤めるサラリーマンは月額2万7,500円まで積み立てることが可能になっています。

%e7%a2%ba%e5%ae%9a%e6%8b%a0%e5%87%ba%e5%b9%b4%e9%87%91%e9%99%90%e5%ba%a6%e9%a1%8d
(出典:厚生労働省「確定拠出年金制度」

メリットとデメリットとは?

確定拠出年金のメリット

確定拠出年金のメリットは、以下のようなものが挙げられます。

(1)「個人型」の確定拠出年金の掛金額は全額所得控除となる

確定拠出年金の1番のメリットで、例えば、年276,000円(月23,000円)の掛金であれば、276,000円全額が課税所得から減り、その分所得税と住民税が減ります

所得税が20%で住民税が10%だとすると、合わせて30%(この場合だと8万円程度)減ります。

(2)運用益は非課税

投資信託等の運用益は、通常約20%の税金が発生します。

例えば、100万円の運用利益があった場合、20万円の税金を支払わなければいけませんが、確定拠出年金の場合は支払わなくて良いのです。

(3)年金受給時に税制上、優遇される

年金払いの場合は雑所得となり、公的年金等控除の対象となります。

一時金として受ける場合、退職所得とみなされ退職所得控除が適用されます。

どちらにしても、税金の支払額が減ります

スポンサードリンク

確定拠出年金のデメリット

一方、確定拠出年金のデメリットは、以下のようなものが挙げられます。

(1)手数料がかかる

加入時、国民年金基金連合会へ2,777円と毎月103円の口座管理手数料がかかります。

この他にも金融機関によりますが、少なくても毎月5,000円程度手数料がかかります。

できるだけ手数料が安い金融機関を選んだ方が良いです。

(2)受け取る時に税金がかかる

掛金全額が所得控除で運用益は非課税というメリットがある一方で、受取時に一括して課税されます

(3)特別法人税がかかる場合がある

積立金の全額に、毎年一律1.173%の特別法人税が課税されますが、現在は金融情勢が悪いため凍結されています

当面解除されることはないと思いますが、もしも解除されると確定拠出年金の総額から毎年1.173%の税金がかかります。

(4)60歳まで原則引き出しできない

確定拠出年金は公的な年金制度になっているので、60歳までは原則として引き出せないことになっています。

加入期間が10年以上ある人は60歳以降、遅くても70歳までには受給を開始しなければなりません。

(5)掛金より受取額が低くなるリスク

確定拠出年金は自分で運用していくため、運用によっては受取額の方が低くなるケースもあります

民間保険の個人年金保険と違い、将来もらえる金額があらかじめ確定しているわけでは無いのです。

主婦は入った方がいいのか?

来年から主婦でも確定拠出年金に加入が可能になりますが、専業主婦やパート主婦などご主人の扶養内の方は、所得控除できる程の所得がない場合が多いので、所得税や住民税の減税のメリットがありません。

いくら税制上の優遇があるといっても、支払っている税金が無い又は少ないのであれば、メリットがありません

ウチの場合は、主人の会社で強制的に加入の企業型なので仕方ないですが、私はあまりメリットが無いので来年加入できることになっても入ることは無いと思います。

ただ、普通に投資信託をするよりは、税制的に優遇されていると言えそうです。

もし個人型の確定拠出年金の加入を検討されている方は、メリットとデメリットや手数料の安い金融機関など調べてからにしましょう。

スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする