定年後の田舎暮らしの注意点とは?地方移住に高齢者が失敗しないためには?

「定年後は田舎で農業でもしながら、ゆっくり暮らしたい」「老後は地元に帰って暮らしたい」と、セカンドライフに夢を描いている人が増えています。

しかし、老後資金を使って地方移住したものの慣れない田舎での暮らしに失敗し、「思っていた生活と違った」と後悔する高齢者が多いのが現実です。

高齢者が田舎暮らしに失敗する要因と、地方移住をする際の注意点についてご紹介します。

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地方移住に失敗する要因とは?

誰もが都会の生活に疲れ、定年後は仕事をする必要がなくなるため、田舎暮らしに憧れを持ちます。

テレビや雑誌などで、地方移住に成功して人生を謳歌している人を見ると羨ましく思いますよね。

田舎は都会と違って、自然が多いし、住居費も安く、食べ物が美味しいなどメリットもたくさんあります。

では、なぜ田舎暮らしに成功している人がいる一方で、失敗する人も多いのでしょうか?

高齢者が田舎暮らしに失敗する主な要因をあげてみます。

生活が不便

田舎の自然に憧れる人も多いのですが、自然が多いということは周りに何もなく不便なのです。

つまり、娯楽施設だけでなくスーパーや銀行、病院なども近くにありません

交通網も都会のように駅で待ってると、数分で電車が来る、なんてことはありません。

1時間に1本あるかないか、酷いところは1日に2~3本なんて所も多いのです。

電車だけではなく路線バスも同じような状況なので、時刻表を見て時間を確かめてから駅やバス停に行かないと、何時間も待つことになります。

このように公共の交通機関が機能していないため、田舎では車が無いと生活できません

しかし、高齢者ドライバーの事故が問題になっているように、年を取ると認知症だけでなく判断能力が衰えるので、いつまでも車を運転できるとは限りません

田舎では近くのスーパーまで車で20分という所も多く、買い物難民になる可能性が高くなるのです。

食べ物は宅配などを利用することもできますが、コストは高くなりますし、すべての地域で宅配があるかどうか分かりません。

また、病気になった時や介護が必要になった時、病院や介護施設などの数が少なく遠いことがほとんどです

自然が過酷な地域もある

田舎は自然に恵まれていますが、北海道や日本海側の寒い地方では冬に大雪で悩まされます。

雪が多い地域では、外に出られないほど高く積もることもあるので、家に閉じ込められてしまいます。

雪が多く積もると車の運転は危険なので、外に出ることもできなくなるかもしれません。

また、田舎では虫や獣がすぐ近くに住んでいます。

人間に害を与えなければ良いのですが、畑で作物を栽培しているとシカやイノシシなどが食い荒らしたりすることがあります。

もしも、移住先の家が古い場合、特に夏場に多いのですが家の中にゴキブリやハエだけでなく、ネズミやムカデ、羽蟻や巨大な蛾なども入ってきます

田舎の中での人間関係

都会では人間関係が希薄になことが多いですが、田舎では人との関わりが密にあり、自治会などに参加することは生活する上でも欠かせないことになっています。

元から住んでいる人にとっては、都会から移り住んできた人は「よそ者」として扱われ、なかなか馴染めないこともあるかもしれません。

その土地特有のルールなどもあり、分からないことがあっても最初は聞きにくいことがあるかもしれません。

しかし、最初はよそ者であっても温かく受け入れてくれる地域はあるので、田舎暮らしに溶け込めるように努力することも必要になってきます。

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地方移住をするときの注意点とは?

都会の暮らしに嫌気がさし、定年退職をキカッケに田舎暮らしに憧れる気持ちは分かりますが、都会と田舎のギャップに苦労する人も多いのです。

子供の頃過ごした田舎で老後暮らす場合も、田舎の家や環境が昔と変わっていたり、便利な都会の生活に慣れてしまって不便な田舎暮らしにストレスを抱える人も多くいます。

そのようなことを防ぐには、田舎暮らしを決める前に、実際に短期間でも体験しておくとよいでしょう。

移り住んでくる人を積極的に受け入れている地域では、田舎暮らしの体験ツアーお試し住宅農家に民泊などを行っています。

また、定年後に地方移住を考えていても夫婦で意見が合わないこともあります。

「終の住み処」の考え方で、シニアの男女で大きな違いが調査結果に出ています。

(出典:株式会社 アサツー ディ・ケイ「全国一斉 住み力調査」2012年9月

その他にも、老後の住み替えは戸建てよりもマンションが人気が高いという調査結果もあります。

関連記事です ⇒ 老後の住まいはマンションか戸建か?住み替える時に注意することは?

地方移住する前に、資金のことだけでなく、家族と老後の生活についてよく話し合い、実際に田舎暮らしを短期間体験してから決めると失敗が少ないと言えるでしょう。

まとめ

定年後の田舎暮らしに失敗する原因についてご紹介しましたが、実際には住んでみないと分からないことはたくさんあります。

住んでみると快適で、田舎のコミュニティにも早く馴染めるかもしれません。

しかし、田舎暮らしはメリットばかりではなく、覚悟も必要になります。

資金のことだけではなく、家族とよく相談し、田舎のお試し住宅で生活してから決め方が良いでしょう。

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