ねんきん定期便の見方とは?受取見込額が思ったより少ない時は?

「老後、実際に自分のもらえる年金はいくらなのか?」と、多くの人が気になっていることだと思います。

年金の受給額の平均は、厚生年金で月額約14.5万円国民年金は月額約5.4万円となっています。
厚生労働省年金局「平成26年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より)

関連記事です ⇒ 老後資金はいくら必要?今から準備して、貯蓄する計画を立てましょう。

しかし、あくまで平均額なので実際にもらえる年金額は、その人によってそれぞれ違います。

将来もらえる年金の見込額を知るためには、毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」で確認することができます。

老後資金を準備する上でも重要な「ねんきん定期便」の見方や、見込額が思ったよりも少ない時に考えられることについて調べてみました。

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ねんきん定期便とは?

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「ねんきん定期便」は、毎年1回誕生月に日本年金機構から郵便で届きます。

ねんきん定期便には、今までの年金の加入期間や加入実績に応じた将来もらえる年金額、基礎年金番号、最近の月別状況などについて記載されています

年金の被保険者が35歳、45歳、59歳の節目年齢の時には、毎年届く内容に加えて次の項目が封書で届きます。

  • 厚生年金保険に加入している全期間の月毎の標準報酬月額・標準賞与額・保険料納付額
  • 国民年金の全期間の保険料納付状況(納付・未納・免除等)
  • これまでの年金加入履歴すべて
    (加入制度、事業所名、被保険者資格取得・喪失年月日、加入月数等)

「ねんきんネット」なら、いつでも年金記録や試算が可能

ねんきん定期便は、1年に1回誕生月に郵便で届き直近の年金の状況が確認できますが、「ねんきんネット」であれば、24時間いつでもパソコンやスマホで年金記録や将来の年金額の試算ができます

ねんきんネットは、インターネットで基礎年金番号、氏名、生年月日などを入力すると、日本年金機構から約5日後にユーザーIDとパスワードが郵便届き、サービスを利用することができるようになります。

ねんきんネット

(出典:日本年金機構「ねんきんネットとは?」

ねんきん定期便の見方とは?

ねんきん定期便は、誕生月の2ヶ月前に作成しているので、4・5月生まれの方と6月以降生まれの方で様式が異なっています。

年金加入期間の「合算対象期間等」の部分が少し違っているだけです。

合算対象期間等とは、「国民年金の任意加入期間のうち、保険料を納めていない期間(任意加入未納期間)」および「特定期間」の合計月数のことです。

この月数は、将来受け取る年金額には反映されませんが、受給資格期間(年金を受け取るために必要な月数で、現在は最低限300月が必要)には含まれます。

また、50歳未満と50~58歳でねんきん定期便のハガキの見込額の部分が異なっていますので、それぞれの見本をご紹介します。

50歳未満のねんきん定期便

ねんきん定期便50歳未満

(出典:日本年金機構「平成28年度にお送りする「ねんきん定期便」」

50歳未満の方は、これまでの加入実績を基に計算した将来もらえる年金額が表示されています。

あまりに少なくて愕然とした方も多いかもしれませんが、今までの加入実績の分だけで計算されているためです。

今後も年金に加入し続けると、老後の年金の受取額は増えていきます。

50~58歳のねんきん定期便

ねんきん定期便50歳以上

(出典:日本年金機構「平成28年度にお送りする「ねんきん定期便」」

50~58歳の方は、現在と同じ条件で60歳まで年金に加入し続けたものとみなして計算した見込額が表示されています。

つまり、今後仕事を辞めて厚生年金から国民年金に変わったり、転職して給料が大幅に減ったりしなければ、ハガキの内容に近い年金額の見込額になることが分かります。

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年金の受取見込額が少ない時に考えられること

50歳未満の方は、今までの加入実績に応じた年金受給の見込額になっているので、年金額が少ないと感じるのは当然だと思います。

50~58歳の方で見込額が少ない時には、次のようなことが考えられます。

国民年金に未納期間がある

厚生年金の場合は、給料から年金保険料を差し引かれるため未納期間は無いですが、国民年金は自分で納付しなければならないため未納になっていることが考えられます。

転職する時に次の仕事まで期間が空いて国民年金を支払っていない、ご主人が会社員を辞めたのに国民年金を支払っていないなどありませんか?

未納期間がある場合、後納制度で過去5年分であれば国民年金を支払うことができます。
(通常は過去2年分まで支払える。過去5年まで支払えるのは平成30年9月までの期間限定。)

年に1度届くねんきん定期便で、未納期間が無いか確認するようにしましょう。

厚生年金基金に加入している(いた)

今はほとんどの企業で廃止になっていますが、厚生年金基金に加入している場合、実際の納付額(厚生年金と厚生年金基金の保険料を合計した金額)に照らし合わせると少ないと感じる方もいるかもしれません。

厚生年金基金とは、厚生年金の受給額を増やすための制度で企業ごとに設立している企業年金のことです。

厚生年金基金は、すべての企業にある制度ではありません。

ねんきん定期便の年金の受取見込額は、厚生年金の保険料を基に計算されていて、厚生年金基金で納めた分については含まれていないので、思ったよりも少ないと感じる方も多いかもしれません。

厚生年金基金から受給できる金額は、ねんきんネットの年金見込額試算で「基金代行部分」を見れば確認することができます。

まとめ

将来、年金がいくらもらえるのかを知ることは老後資金を準備する上でとても重要なことです。

年に1度届くねんきん定期便やねんきんネットで確認して、少しでも疑問があるようなら早めに日本年金機構に問い合わせするようにしましょう。

ねんきん定期便問い合わせ

(出典:日本年金機構「ねんきんネットとは?」

問い合わせには、基礎年金番号が必要なので、ねんきん定期便や年金手帳を用意しておいてください。

老後もらえる具体的な年金額を知って、早めに老後資金の対策を立てるようにしましょう。

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