定年退職でも失業保険はもらえるのか?年金はどうなる?

会社を辞めて働く意思と能力があるのに失業している状態にある人が受け取れるのが、失業給付です。

60歳で定年を迎えて、まだ働きたいのに会社に継続雇用の制度がなければ、他の仕事を探さなければいけません。

そのような場合、雇用保険から失業給付がもらえるのでしょうか?

定年退職後の失業給付や年金がどうなるのか、調べてみたいと思います。

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定年退職で会社を辞めても、失業給付がもらえる

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65歳未満で定年退職した場合、自己都合になります。

しかし、会社に継続雇用など制度がなく再就職できない場合は、3ヵ月の給付制限はありません

給付制限無しの自己都合の退職となるので、給付日数は以下のようになります。

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(出典:ハローワークインターネットサービス

給付額は、退職前半年間の給与の平均額と年齢によって基本手当日額が変わります

失業保険の受給の要件は?

  • 離職前(定年退職日)の2年間に、被保険者期間が通算して12か月以上あること。
  • 就職する意思と能力があるが、本人が努力しても仕事に就くことができない「失業の状態」にあること。

したがって、病気やケガ、妊娠・出産・育児・結婚後家事に専念してすぐに就職することができない時、定年後しばらく休もうと思っている人は給付が受けられません

求職中でなければ、失業給付は受給できませんので、仕事に就くための求職活動を所定の期間に決まった回数(失業認定日の4週間ごとに2回以上)行わなければ受給できません。

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失業給付の受給期間中は年金が受給できない

昔は失業給付をもらいながら年金の受給もできたようですが、現在は失業給付か年金のどちらかしか受給できなくなっています

したがって、失業給付をもらっている人は給付日数が終了してから年金がもらえることになります。

65歳以降に退職した時

65歳以降に離職した場合は、失業給付ではなく「高年齢求職者給付金」という一時金になります。

64歳以下の定年退職であれば、雇用保険の被保険者期間が1年あれば90日もらえるのに対し、65歳で高年齢求職者給付金は1年以上でも50日分しかもらえません

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(出典:ハローワークインターネットサービス

日数が減るのでもらえる額は少なくなってしまいますが、高年齢求職者給付金は年金と両方もらえます

この給付金も、就職する意思と能力があるが、本人が努力しても仕事に就くことができない「失業の状態」にある人が対象になっていますので、就職活動をしなければ受給できないことになります。

65歳になる直前に辞めた場合は、年金と失業給付の両方もらえる

昔、職業訓練で社会保険の授業を受けていた時に社労士の先生から聞いた話ですが、65歳になる直前の2日前までに退職すれば失業給付と年金の両方がもらえるそうです。

しかし、65歳の誕生日の2日前にちょうど定年退職日なんてできないですよね?

ですので、このような場合は3ヵ月の給付制限がついた自己都合退職になります。

しかし、この場合も就職するために就職活動をしなければ失業給付が受給できませんので、メリットとデメリットをよく考えた上で決めましょう。

定年退職後でも、失業状態で要件を満たせば失業給付も受け取れますが、65歳未満は年金が受け取れません。

年金の支給開始年齢が65歳となった世代にはそれほど影響がない話かもしれませんが、繰り上げ受給をしている人や厚生年金のみ60歳で受給開始しようと考えている人は、よく検討してからにしましょう。

将来、年金の受給開始年齢が65歳より更に引き上げられると、それに合わせて雇用保険などの制度も変わると思います。

少子高齢化で働き方だけでなく、年金などの支給の制度も変わる可能性が高いので、いろいろな視点から検討して老後の働き方を計画するようにしましょう。

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