パート主婦も社会保険に!50代は扶養控除の壁を気にしなくていい理由とは?

2018年の1月から所得税の配偶者控除が受けられる年収の上限が、103万円から150万円に見直しされます

しかし、社会保険の壁である130万円(又は106万円)の壁は残ったままなので、ご主人の扶養内で働くパート主婦の多くは調整して働くのではないでしょうか?

関連記事です ⇒ 配偶者控除の見直しでパート主婦はどうなる?150万円の壁とは?

老後資金の不安だけでなく教育費や住宅費など何かとお金がかかるので、働ける環境が整っているのであれば、壁を気にせずどんどん働くべき、とお伝えしました。

ご主人が先に定年退職を迎えた50代のパート勤務の主婦の方は、自分のもらえる年金を増やす最後のチャンスとも言えます。

その理由についてお伝えします。

スポンサードリンク

夫の定年退職で妻の負担が増える

baaaed643072f76a4c0412d468d12298_s
ご主人がサラリーマンとして働いていた時には、扶養家族なのでパート収入が年130万円(又は106万円)を超えなければ健康保険料も国民年金の保険料も払わずに済みました。

しかし、ご主人が定年退職して再就職しない場合には、妻は自分で国民健康保険と国民年金に加入しなければいけません

国民健康保険料はお住まいの市区町村によって違いますが、前年の所得によって決定します。

例えば、私の住んでいる市で年130万円所得があると、月額約7,000円の健康保険料になります。
(お住まいの市区町村のホームページで確認してみましょう)

国民年金保険料は、今現在は月額16,260円となっています。(平成28年度)

国民年金は年払いなどまとめて払えば割引されますが、国保(国民健康保険)と国民年金の保険料を払うと毎月23,000円程度負担が増えます。

年金が払えない時には免除申請を

ご主人が定年退職して、国民年金を3号から1号に変更手続きし忘れた場合は「未納になってしまいます。

未納になると催告状が届いたり、それでも払わない場合は差し押さえになる場合もあります。

関連記事です ⇒ 国民年金を未納するとどうなる?催告状を無視したら財産差し押さえに?

国民年金はできれば払った方がいいですが、ご主人の収入が減ったり無くなった時など払えない場合には、免除申請しましょう。

免除が認められれば、未納と違って年金の加入期間に合算してもらえるので、受給額が減っても受給する権利自体は無くなりません。

スポンサードリンク

パート先の社会保険に加入して受け取る年金を増やす

ご主人が定年退職した主婦は、年収が130万円(又は106万円)までになるように収入を調整する必要は全くありません

むしろ、国保や国民年金の負担が増えるので積極的に働いた方がいいです。

もしも、パート先での勤務日数、勤務時間共に正社員の4分の3を超えて働いている場合には、勤務先の社会保険に加入できます

会社の社会保険に加入する場合の保険料(健康保険・厚生年金)は、会社が半分負担してくれるのです。

厚生年金に加入することで、将来もらう年金も増やすことができます

パート先の社会保険に入れるかどうか上司や担当者に確認してみましょう。

厚生年金に加入して増える年金受給額の計算方法とは?

パート先の社会保険に加入して、将来どれくらい年金受給額が増えるのか気になりませんか?

厚生年金は、収入によって受給できる金額が変わります。

その他に、厚生年金の加入期間、生年月日などでも違います。

報酬比例部分 = 平均標準報酬額 × 5.481/1,000 × 加入月数
(平成15年4月以降の場合。これに生年月日に応じた率をかける。スライド率は省略しています。)

例えば、平成28年1月に社会保険に加入して、年収150万円(月額12.5万円)の人が10年間(120月)厚生年金に加入して増える年金額は、

12.5万円 × 5.481/1,000 × 120月 = 82,215円(報酬比例部分)

1年に約8.2万円、月額で計算すると約6,800円受給できる年金額が増えることになります。

詳しい内容については、年に1度届く「ねんきん定期便」を確認してみましょう。

関連記事です ⇒ ねんきん定期便の見方とは?受取見込額が思ったより少ない時は?

傷病手当金が受けられる

年齢が上がると、自分の健康が不安になることも多いと思います。

もしも、病気やケガで長期間パート先を休むことになっても、勤務先の社会保険に加入していれば休んだ間は傷病手当が受け取れます。

病院や勤務先の証明が必要ですが、休んだ期間の給料の3分の2程度の額が傷病手当として加入している健康保険から受け取れるのです。

傷病手当は、ご主人の扶養だった場合や国保では受給できません。

もちろん、病気やケガはしない方がいいですが、万が一の保障も受けられるメリットがあるのです。

まとめ

ご主人の扶養に入っている方で、106万円や130万円を少し超えそうな方は、超えないように収入を抑えた方が良いですが、ご主人が定年退職されて働いてない場合は、金額を気にせずどんどん働くべきです。

パート先で社会保険に加入できるのであれば、加入して将来受け取る年金を増やしましょう。

50代から厚生年金に加入しても増える年金は少しかもしれませんが、会社や折半してくれるというメリットがあります。

パート先に勤務時間を増やすよう相談するなどして、老後のために備えましょう。

スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする